投資を安心して始めるなら、「リスク許容度」を理解することも大切になってきます。
リスク許容度:投資による損失をどれだけ受け入れられるかという個人の許容量のこと。人によって違う。
ただ、多くの人が自分のリスク許容度を過信してしまいがちです。
そして後々受け入れられないほどの損失を目前にして投資判断が狂ってしまうことも、残念ながらあります……。
今回は、リスク許容度の重要性や、見極めるためのポイントについてお話しします。

残酷な事実が出てくるため、心を強く持って読んでいただけるとうれしいです。
リスク許容度は思っているより低い
大前提として、多くの人が「多少の損失なら耐えられる」と思っているはずです。
ただ実際に損失が発生すると、想像以上に動揺することがあります。
人間の脳が損失へとても敏感に反応するようプログラムされているためです。
損失による痛みは、同じ金額の利益を得たときの喜びよりも強く感じると言われています。
「1万円拾ったときのうれしさと、5,000円落としたときのショックがインパクト同じくらい」という研究者がいるほどです。
なので投資に関しては、「あなた自身が思っているよりもリスク許容度が低い」と考える方が賢明です。

私自身も、実感として「少額でもこんなに動揺するんだ」と驚きました。
詳しくは以下の記事で書いています。
では何がリスク許容度に影響を与えるかというと、人それぞれの状況や性格などです。
人生の状況がリスク許容度に与える影響
リスク許容度は、性格や人生の状況によって大きく異なります。
たとえば、以下の6つのような尺度でリスク許容度が変わってくるでしょう。
1.独身か子なし夫婦か、子ありか
独身であれば、自分の判断だけで大胆な投資もできます。もし投資していた金額が半分になったとしても、立て直せるでしょう。
既婚者や子どもがいる場合は、家族全体の生活を考えた投資が必要です。

配偶者が転職活動中や病気休暇中など動けない場合、投資で資産の激減が起きちゃうと困りますからね
子どもが(まだ)いない夫婦は「DINKs世帯」と呼ばれ、特に共働きだと老後の資金を貯めやすいです。
独身と同じく、投資へのリスク許容度は高めと言えます。
子どもがいる場合、リスク許容度は低めです。
子どもの教育費や生活費を守るため、成長に応じてお金が必要になる分、堅実な投資が求められます。
2.サラリーマンかフリーランスか
あなた自身の働き方もリスク許容度に関係してきます。
サラリーマンは安定した収入があるため、リスクを多めに取ることもしやすいです。
(もし資産が減っても、毎月の給料があるので生活に困るほどではないでしょう)
フリーランス(自営業者など)は収入が不安定なため、一般的にはリスク許容度を低めに設定されます。

たくさん今年稼いでいるとしても、1年後同じくらい稼げるかはわかりませんからね……。
収入の安定性はリスク許容度に大きく影響すると言えます。
3.若いか中高年か
「今日が人生でいちばん若い日!」
というのは前提で聞いてください。あなたの年齢もリスク許容度に関係します……!
若い世代は、長期的な投資を見据えて多少リスクを取る余裕があります。
失敗しても経験にして、後々取り返すのが簡単にできるでしょう。
ただ中高年になると、リスクを避け、安定した資産運用を目指す傾向が強くなります。
年齢によって投資戦略を調整することが大切です。

もちろん、「若いけど堅実にいきたい」「投資もイケイケでいくんじゃ!」など、年齢より性に合う投資を重視してもかまいません。あくまで年齢でリスク許容度が高いか低めかという話です。
4.預貯金は多いか少ないか
今手元にある、何かあった時すぐ引き出して対処できるお金がどのくらいあるでしょうか?
預貯金が多い場合、投資で多少のリスクを取れるでしょう。
ただ貯金が少ない場合は、生活防衛金を確保したうえで慎重に投資を行ったほうが安全です。

生活防衛金として生活費の数か月分を預貯金として持っておくのをおすすめする理由は、以下の記事を参照してください。
5.投資経験が多いか少ないか
預貯金や保険以外の投資経験がたくさんあれば、市場の変動への耐性が高く、リスク許容度が高くなりやすいです。

多少の増減をしながら長期的には右肩上がりをしていきますからね。
長く投資していると暴落の経験もするので、「バーゲンセールだ!」と喜んでいる方も多いです。
一方、投資経験が少ない場合は、少ない額から始めてだんだんとリスクに慣れていくことが重要です。

宝くじ3億円当たった人が自己破産しているのよく聞く気がするけど関係ある?

おっしゃる通りで、
①「いきなり自分の許容量を超える金額」をゲットしてしまい有頂天
②欲しいと思っていた車などを買って資産が目減り
③減っていく資産に耐えられず、増やそうとして詐欺に遭ってしまう
という道をたどる人が多いそうです……。
投資の経験がリスク許容度を育む大きな要因と言えるでしょう。
6.性格は大らかか神経質か
性格もリスク許容度に大きく影響します。
大らかな性格の人は多少の損失にも動じないことが多いです。

なんとかなるさ~!
神経質や小心者な人は、小さな損失でも大きなストレスを感じることがあります。

私は結構そわそわしちゃいがちなので、性格で考えたらリスク許容度少なかったです……。
自分の性格を理解し、性格に合わせた投資スタイルを選びましょう。
投資は長期戦、リスク許容度よりも抑えめに設定
投資は人生を通じたマラソンのようなもので、長期的に続けることが成功の鍵です。
なのでリスク許容度はあくまで目安とし、実際にはリスク許容度よりも抑えめにリスクを取ることをおすすめします。
大きなリスクを取って一時的に大きな利益を得ても、その後の大きな損失で投資を続けられなくなる人が、残念ながらたくさんいました……。
「イチかバチか!」ではなく、慎重に判断することが大切です。
終わりに
自分のリスク許容度を正しく理解し、リスク許容度に基づいた投資戦略を立てることで、成功に近づけるでしょう。
考慮したほうがいい人生の状況などは以下の通りです。
・独身か子なし夫婦か子ありか
・収入の安定性
・年齢
・生活防衛金はあるか
・投資経験
・あなた自身の性格
上記を考慮し、無理のない範囲で投資を行うことで、長期的に資産を増やすことができます。
投資は長期戦です! あなた自身に合ったリスク許容度を見極めて、着実に資産を育てていきましょう。
未来のために、今日から自分に合った投資スタイルを見つけ、一歩を踏み出してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!




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